乱筆乱文につき、ごめん。

日々の雑記。求むぜジャッジ。褒められりゃハッピー。

最近欲しいもの:巻き簀

最近自炊に再ハマり中です。フライパンと包丁も新調しました。

 

上手ではないので、たいして節約にはなってないですけどね。多分、三食牛丼でも食べていたほうが安上がりです。

 

でもきっと、自炊上手な人はきっと牛丼も手作りして、同じ350円で卵も味噌汁もおしんこもつけちゃったりしてさ、これ見よがしにつゆだっくだくにしてたべているんだろうなぁ。

 

そういうやつらはね、毎度毎度、牛丼作り終わってから紅ショウガを買い忘れていることに気づいて、毎度毎度、卵やらおしんこやらがついていたとしてもなんだか味気ない、素っ気ない牛丼を食べていればいいんです。

 

僕はす〇家レディオを聞きながら、ちゃんとあの身体に悪そうな色をした紅ショウガ付きで牛丼を食べますから。

 

話が逸れましたね。自炊の話。

 

節約できないにしても、家に帰ってきてからすぐに食べられるような、作り置きおかず的なもの作れるようになりたいと思い、手始めに巷ではやりの鶏ハムを作ってみました。

 

鶏むね肉を開いて薄くする。塩と砂糖を塗り込む。巻いてラップで包む。ゆでる。以上。

 

簡単そうに聞こえましたか?

 

とんでもない!!!!!難しいですよこれ。

 

まず鶏むね肉を薄くするところ。これは肉の真ん中に切れ目を入れて、そこから左右に包丁を入れていきます。

 

冒頭でも書きましたが包丁を新調したんです。切れ味が良すぎて切れ目だけではすまず肉が二つになりました。

 

それでもどうにかこうにか薄くして、塩と砂糖を塗り組む作業に入りました。

 

ここで僕のキッチンをを紹介したいと思います。一口IHコンロとその真横にIHコンロとそう変わらない大きさのシンクが一つ。切るスペースはないので、シンクにまな板をかぶせるように置いて食材を切っています。

 

僕は向こう見ずに作り始めたので、まぶすための塩と砂糖を用意していませんでした。

 

用意しなくてはなりません。しかし手には生肉の脂やら汁やらがついています。さすがにその手であたりを触りたくない。シンクにはまな板がかぶさっていて水を流せない。

 

両手を手術室に入る前の外科医みたいにしながら悩むこと数分。ここ最近で一番間抜けな姿だったと思います。

 

結局手首や手の甲をを使ってうまいことまな板をずらし、事なきを得ました。

 

塩と砂糖をまぶした後、ラップで包む工程で全く同じことをしでかしました。

 

肉の下にラップを敷いて、肉を巻きます。でも肉の脂でラップが滑ってうまくまけないんですよね。強く巻こうとするとラップが破けます。

 

その時に作った鶏ハムは、巻きが緩かったのかゆでている最中ラップがほどけてしまい、ただのゆで鶏になりました。

 

 

「滑らず」「強く」「均等に」力を入れて肉を巻きたい――

 

 

ここで巻き簀です。これだから巻き簀が欲しいのです。読み方は「まきす」。巻きずしを作るときに使うあれです。

 

もともと欲しかったは欲しかったんですけどね、巻き簀。

 

だし巻き卵をよく作るのですが、巻き簀を使うのと使わないのでは形の完成度が違います。

 

それに竹でできた巻物ってなんだかかっこよくないですか。

 

RPGで中盤くらいに出てくる日本の老人風のボスキャラが秘術使うときに持ってそうなビジュアルしてません?

 

こう、開くと竹の一本一本にお経みたいの書いてあるんですよ。梵語で。

 

流石にブラインドに見立てて西部警察石原裕次郎ごっこするのは無理があるけど、簾に見立てて垣間見ごっこくらいはできそうですし。

 

案外そこから始まる恋もあるかもしれませんよ。巻き簀の垣間見ごっこから始まる恋。多分巻き簀の垣間見ごっこをノリノリでやっちゃうような二人ならもとから趣味は合うんでしょう。

 

どうですか、鶏ハムを作る、だし巻き卵を作る、秘術を使う、恋を始める。様々なシーンで使える巻き簀が、欲しくなってきてはいませんか?もう欲しくて欲しくてたまらなくて、頭から巻き簀が離れなくなってきていませんか?

 

もう迷うことなんて何もないのです。

ただただ本能に身を任せるのです!

さぁ、ともに走り出しましょう!!

夜明けのかっぱ橋に向かって!!!

 

 

冗談が過ぎました。

 

でもあの類の調理器具って1,2回使って後使わなくなっちゃうんですよね。キッチン棚の肥やしというか。

 

わざわざ自分で買うまでのものかと言われると…………ねぇ?

 

あ、でもくれるならもらいます。